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ニホンヒキガエル(Bufo
japonivus)
屋久島で最も目立つカエルは、やはりヒキガエルだろう。
海岸部から山頂部まで広く分布している。雨の日の山道等で、踏みそうになって驚かされることがある。交通事故も多く、雨の日の夜にはヒキガエル注意の看板が必要だ。
里では11月から1月頃に産卵する。昨年11月に市川家の池に産み付けられた卵からは、約5ヶ月たった4月になって、ようやく一部が子ガエルまで生長してきた。しかし未だに足も出ないオタマジャクシのままのものもおり、のんきな生長ペースに驚かされる。
海辺のタイドプールのような所にもオタマジャクシが見られるが、ちゃんと大人になるのであろうか? |
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ヤクシマタゴガエル(Rana
tagoi yakushimensis)
屋久島の山道を歩いていると、元気良くピョンピョン跳ねて逃げていくのは、だいたいこのカエルだ。
手元にボードでもあれば、うまく張り付けてやれば、なぜか逃げないのでじっくり観察できる。
春と秋の2回産卵するようで、蛇之口歩道で11月に卵を見たことがある。本当にしょうもないジメっとした所に卵を産むので、乾燥する前に速攻で大人になるらしい。 |
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ニホンアマガエル(Hyla
japonica)
里で夜ケロケロと合唱しているのは、だいたいアマガエルだ。
市川家の周りにもたくさんいて、夜はうるさいぐらいである。写真は、家のサッシに遊びに来たものを撮影した。
今年は春田浜の岩場の水溜まりにオタマジャクシを発見した。ヒキガエルとともに海辺の岩場に溜まった雨水が、拠り所となっているようだ。 |
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ニホンアカガエル(Rana japonica)
タゴガエルとそっくりで見分けがよくわからない。
背中が赤っぽく、腹に黒いまだらがないのがアカガエルではないかと考えている。そう思って見ると、背中が赤いものとベージュっぽいものがいるようだ。
写真はたぶんアカガエルと思われる。 |
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ツチガエル |