ヤクシマシャクナゲ・・屋久島の1000m以上の高山部に分布する屋久島の固有種
シャクナゲはツツジ科ツツジ属 (Rhododendron)で、熱帯から亜寒帯まで分布し、とても変種が多く、数百種に及ぶと言われています。
シャクナゲが「花芽(写真左上)」をつくるのは前年の夏の終わりごろからです。
このひとつの「花芽」から十数個の花がブーケのように咲きます。




咲き始めは濃いピンク色(写真右上)をしていますが、花が開くに従って白くなっていきます(写真左下)。一番の見ごろは濃淡ピンクと白が混ざり合う七分咲き(写真右下)の頃です。このような花の見頃の期間はわずか1週間ほどです。
シャクナゲは、咲き方に表年と裏年があります。昨年の秋から冬にかけて「花芽が多くついている」ことが話題になっていて、屋久島に住む人たちの間では2018年のシャクナゲに期待が高まっています。
例年では5月の末から6月の上旬がシャクナゲの開花時期ですが、今年はサクラをはじめ、花の開花が全体的に1週間ほど早いようです。シャクナゲも例年より少し早い開花、5月の中下旬ごろが見頃になると予想しています。
シャクナゲが見られるコース
- 黒味岳コース(おすすめ)
- 太忠岳コース



ヤクシマシャクナゲは「屋久島町の花」に指定されています。