こんな屋久島もあったんだ!!ヤクスギの森とは全く別の世界…
世界遺産の森を探検する「西部照葉樹林」ツアーは、YNACだけのオリジナルツアーです。
西部照葉樹林ツアー5つのポイント
- 1、世界遺産の森を誰もが楽しめる穴場のコース
- 屋久島をぐるりと1周する県道、その西側に西部林道と呼ばれる狭いくねくねとした道があります。ドライブコースとしても人気の西部林道、YNACではその途中で車を降り歩いて森の中を散策します。そこはガイドブックにも掲載されていない秘密のルート、縄文杉や白谷雲水峡とはまったく違う世界が広がる世界遺産の森。車で通り過ぎてしまうのは実にもったいないことです。
このコースは標高差も少なく、YNACの森歩きの中では一番易しいレベルですので幅広い年代の方々にお楽しみいただけます。特にお子様連れのご家族に1番人気のコースです。 - 2、野生のガジュマルの巨木の神々しさ、その独特の生態系を観察する楽しさ
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特に目を引くのがいかにも熱帯的で不思議な形をしたガジュマルやアコウの巨木たちです。屋久島の集落内でもこれらの木を見ることができますが、西部地区にある野生の巨木はスケールが全く違います。その力強い生命力は神々しいまでであり、おそらく対面した瞬間あなたは息をのむことになるでしょう。
さらにそこにはエキゾチックな姿をした巨大なシダ植物「オオタニワタリ」が着生し、林床には観葉植物としても人気でトロピカルな風貌の「クワズイモ」が茂る森はまさに南の島のジャングルです。
このツアーでは、ガジュマルやアコウの奇怪な姿の秘密、面白く不思議な生態をわかりやすく紹介します。 - 3、餌付けされていない野生のヤクシカに出会える、動物の写真が撮れる
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一年中木の実が実る亜熱帯植物が繁茂する低地の森は、ヤクザル・ヤクシカにとって住み心地の良い森です。特にこの西部一帯は現在全くの無人地域となっているため、屋久島でもこれらの野生動物の生息密度が最も高い、まさに野生の王国です。
ヤクシカに出会える確率は99%!ヤクザルは群れで移動するために遭遇率は下がりますが、それでもかなりの確率で出会えるエリアです。
屋久島では野生動物に対し餌づけは行われていないので、本当の意味でのヤクザル・ヤクシカの自然な生活を間近に見ることができる、世界遺産の名にふさわしい奇跡のポイントです。この森はヤクザルの取材撮影にも使われました。屋久島で動物の写真や動画も撮影できる最適の場所です。
また、ツアーの初めに海岸線の高台でウミガメ探しもします。実は一年中ウミガメを見ることのできる、とっておきの場所があるのです。波の穏やかな日は高い確率でウミガメ観察ができます。 - 4、秘密の大岩からの大パノラマ
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海岸に鎮座する秘密の大岩からの景色は絶景で、円い水平線は東シナ海の雄大なスケールを感じさせます。見通しがよい日には、沖に浮かぶ口永良部島も手に取るようにくっきりと見ることができ、遠くトカラ列島の島々も眺めることができます。
そして後ろを振り返れば全域が世界遺産に登録された山々の姿を見ることができます。
そびえ立つ山と大岩の上にいる自分と海と空が一体となる感覚を味わうことができる場所です。 - 5、こんなことがしてみたかった! ジャングルの中での川遊び
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暑い季節には川で泳いで、ひとときの涼しさを満喫することができます。清流にはヤマトヌマエビやヨシノボリ、ウナギなどが生息しています。ガジュマルから垂れ下がるツル(気根)の下での川遊びは滅多に経験できることではありません。
お子様連れの家族旅行で全員が楽しめるコース、それが西部照葉樹林のツアーです。
世界遺産と西部地域の価値
屋久島が世界遺産に登録された際に高く評価されたのが、亜熱帯ジャングルの様な海岸線から、ツバキやシイの仲間が作る照葉樹林、屋久杉林、さらにはまるで亜寒帯のような森林限界を超えたヤクザサ帯まで、植生の垂直分布が島の中にコンパクトに残されている点です。
しかし屋久島でも海岸近くの亜熱帯の森は、人が住みやすい場所であり、ほとんどの地域で既に失われてしまいました。その貴重な亜熱帯の森がかろうじて残っているのが、この西部林道一帯の森です。本当の意味で海岸から山頂まで連続して自然が残されているのはここだけであり、まさにここの森こそが、屋久島の世界遺産の屋台骨といっても良い森なのです。
屋久島では標高の高い場所に行くと気候的には本土に似てきます。
この西部林道の森は低地の森であり、今屋久島がある場所の気候を一番反映した自然ですから、ある意味最も屋久島らしい世界が広がっているのです。まさにここでしか見られない貴重な森です。
その世界遺産の森で1日を贅沢に過ごそうというのがこのツアーです。
こんな方におすすめ
- 屋久島のいろんな森の姿を見てみたい方
- 誰もいない森を歩いてみたい方
- 動物が好きな方
- 白谷雲水峡やヤクスギランド、縄文杉の翌日に何をしようか迷っている方
ツアーのスケジュール
朝、8:00~9:00頃ピックアップ。
宿泊先によって北周りまたは南周りで西部林道を目指します。
準備体操を済ませ、10:30頃より歩き始めます。
西部ツアーは、山登りではなく、海下りです。西部林道から海へ向けて下りていきます。
但し、帰りは下りた分だけ登らなければいけません。
川原でお昼を食べて、秘密のスポット展望大岩へ。海の絶景を眺めてから、登りにかかります。
16:30頃出口へ戻り、宿までお送りします。
基本の服装、持ち物
- アウトドアウェアやスポーツウェアなど、速乾性で山歩きに適した服装
- トレッキングシューズなど、防水性のある靴がおすすめ
- バックパック 容量25L程度
- アウトドア用レインウェアと折り畳み傘
- マイ箸、水筒、行動食(おやつ)、敷物
- 防水バッグ、またはビニール袋 貴重品や携帯電話などを濡らさないように
- 寒い時期は防寒具、手袋(目安は12月から2月頃)
- 帽子、ヘッドライト、双眼鏡、カメラ
動物観察に最適です。望遠機能のあるカメラは楽しいですよ。