諦めきれない屋久島旅行 Case.3
どうしても屋久島へ行きたい!という想いを胸に
4家族15名の大人数で2泊3日の屋久島旅行に来られたKさん。
間の1日を使って、全員で白谷雲水峡「苔むす森」(通称もののけの森)の
往復コースを貸切で満喫。
小学生の子ども達も野生のヤクシマザルやヤクシカを間近で観察でき大興奮。
最終日は移動日となり、15時の飛行機に乗る予定とのことでしたが
「最後まで屋久島で遊びたい!」とご希望のアクティブなKさん家族3名のみで、
半日のスノーケリングツアーへ。
他のご家族はホテルで朝食バイキングを食べて朝温泉に入ってゆっくりプラン。
さて海です。
10月ということもあり、一般的には「もう水が冷たいんじゃない?」と思いますが
ここは屋久島。水温はまだ夏!27度あります!
Kさんは幼少の頃から伊勢の海に親しんだそうで、大の海好き。
子どもたちは水泳が好きで泳ぐのは何ら問題ない、とのこと。
それでも今回本格的なスノーケリングは初、ということで子どもたちと一緒に練習です。
大人も子どももウェットスーツに身を包み、しっかり浮力を確保します。
小学2年生の男の子は追加でライフジャケットも装備。万全です。
マスクの装着やスノーケルに水が入った時の対処法、フィンを使った泳ぎ方など
しっかり練習して、いざ海へ!
「きゃぁ~冷たい!」
子どもたちの第一声は冷たい!でしたが、
「慣れると平気だね~」と安心した様子。
しかし体の細い子どもは冷えるのが速いため、時間が限られています。
この水温でも1時間くらい遊ぶと冷えてしまいますので短期集中で楽しみましょう!
浅瀬でイソギンチャクに戯れるクマノミや、ツノダシやモンツキハギ、ブダイ類といった
屋久島でよくみられる魚類のほか、ヒトデ、ナマコ、ウニなど底生動物も観察。
屋久島の海は亜熱帯の海で、海藻が少なく、岩場をサンゴが覆っているような海です。
カラフルな魚たちを眺めながらプカプカして気分は最高!
スノーケリングはきついスポーツでは無いため、幅広い世代で楽しむことができます。
透明度が高かったエリアから、プランクトンで白濁りしたエリアに差し掛かった時、
前方に普段目にしない魚群が!あれは何だ?
口をガッバァァーーーッと開けてプランクトンを捕食しながら泳ぐ体長40cm程度、40匹ほどの群れ。
普段見かけない魚で、後で知ったところ「グルクマ」というサバ科の仲間でした。
沖縄では普通種だそうです。
海は毎回出会う生き物が異なり、まさに一期一会、そこが面白いんですね。
さて水中ドキュメント番組のようなシーンを見た後、岩についた海藻を食べているウミガメを発見。
Kさん、子どもたち、思いもよらぬ出会いにびっくり。
食事シーンや水面に呼吸のために上がるシーンなどウミガメの行動観察をして
貴重な野生動物との出会いを噛みしめました。
海から上がっても興奮さめやらぬKさんは
「まさかウミガメに出会えるとは思ってもみませんでした~感動です!」
「スノーケリングは楽しいですね!続けたいと思います」
「最終日も遊びつくせて最高です、きっとまた遊びに来ます!」
とご機嫌な様子。
子どもたちもたくさんの海洋生物との出会いに胸がときめいたようでした。
最高の体験ができて良かったですね!
水で冷えた体をお風呂で温めて、身も心もすっきりして屋久島旅行を終えることができました。
Kさんは最後にこんなことをおっしゃっていました。
「ウミガメの産卵観察会より、優雅に泳いでいるウミガメを見るほうが、断然良いです。
産卵観察はお母さんウミガメにストレスがかかって、かわいそう、、、」
2人の子育てに苦労する、優しいお母さんの目線ならではの感想です。
Kさん、このたびはYNACをご利用くださいまして誠にありがとうございました!
また、遊びに来てくださいね。