海の小さな生き物たち

屋久島の宝物
色とりどりの貝殻たちです。
冬の屋久島の海は北西の季節風が影響し、波が高い日が続きます。
時化(しけ)のあとに「永田いなか浜」に行くと、たくさんの貝殻が打ち上がります。
海岸で貝殻などを拾い集める遊びを、「ビーチコーミング」といいます。

例えば下段中央のピンクの貝は「ルビーフタナシシャジク」という種類。
実物の大きさは10mmにも満たないサイズです。

また、上段中央の黄色いホタテのような貝は、スタッフ市川による西部ツアーの中、
いなか浜に立ち寄った際に拾われた方もいらっしゃるかと思います。
「幸せを呼ぶ黄色いホタテちゃん」と呼んでいる貝が「ツヅレナデシコ」とい種類です。

貝殻コレクターや研究者の間では「微小貝」というジャンルで、
こうした小さな貝は可愛らしく、人気が高いのです。
貝類研究者のお話によると屋久島では沖縄より打ち上がる種類が多いそうです。
新種も次々見つかる可能性を秘めています。
海への冒険は潜らずとも、海岸散策をするだけで楽しいものです。

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