縄文杉に行ってきました。
今回のゲストは15年前に一度屋久島を訪れたことのある北海道のお客さま。
体力も充分にあり、山の道具も良いものを揃えられ、準備万端で臨まれました!
気候も良く、最後に雨が少しだけ降りはしましたが、ずぶ濡れにならず帰還しました。
今期の縄文杉ツアーは大雨中止、延期というケースが比較的少なかったかと思います。
現在、縄文杉デッキの工事が始まっており、工事期間はデッキの回り一部が立ち入りできません。
デッキ上は問題なく使用できます。(上の画像参照)
下部から見た工事中の縄文杉デッキ 奥に縄文杉が見えます
10月の平日、1日に登る人数は200人を切る時期ですので、夏ほどの混雑は無く、
気温も涼しく、汗だくになる夏とは違い快適でした。
夜は山小屋で1泊。まだ底冷えもない時期なので寒さで震える、ということもありません。
11月も後半になると寒さが厳しくなり、ダウンジャケット、手袋やカイロといった小物が必要です。
高塚小屋 2013年にリニューアルしました!
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YNACの「縄文杉」は、日帰りではなく1泊2日の山中泊です。
よく言われるのが、
「10時間以上も歩く」
「1日20km以上歩く」
というフレーズ。
確かに1日日帰りで縄文杉を見ようとすると、最短往復距離が22kmとなります。
しかも山道を含む、この長い距離です。
普段スポーツをしている健脚者でも休憩を含んで9時間以上はかかる道のりです。
普段デスクワークなどで運動不足により体力に自信のない方は、往路は大丈夫でも、
復路で足をつったりヒザを痛めてしまうことがあります。
縄文杉を見て帰って来るには充分な体力が必要です。
「日帰り縄文杉」の弱点は、歩くことで精一杯になってしまいまわりの自然が楽しめない点です。
せっかく縄文杉を見て帰って来ても、あまりの疲労で「もう二度といきたくない!」
「山登りはもう嫌だ!」となってしまっては、とても悲しいですね。
事前に筋力・持久力トレーニングでしっかり体力をつけて望んでください。
ウォーキングではトレーニングになりませんので、スクワットなど筋力トレーニングと、
はじめは2-3kmの短い距離でも構いませんので10分以上のジョギングが有効です。
1泊2日ツアーでは、歩く距離が日帰りの半分になり、自然解説を楽しむ余裕が生まれますが、
宿泊用の重い荷物を背負って歩くため日帰り以上の体力が必要です。
待ち受けているのは長いトロッコ道と、急な階段、急な山道。
ゆっくり登れば大丈夫ですが、重い荷物で息が上がります。
苦労して登り切った先には縄文杉が待っています!
トロッコ道。片道約7.5km
縄文杉のルート
高所恐怖症の方は特に注意!
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縄文杉を見るのに最適な時期は、4月5月の春の時期、10月11月ごろ涼しくなってきた秋の頃です。
ツアーの選び方としては、まずはYNACの白谷雲水峡やヤクスギランドなど、
人気の森歩きのツアーをゆったりと体験して頂いて、屋久島の自然に親しんでから、がおすすめです。
実際にYNACの「縄文杉」を申し込まれるゲストの方は、2回目、3回目の屋久島旅行で
参加される方がほとんどです。
中には10年通って初めて縄文杉へ。という方もいらっしゃいます。
新婚旅行など特別な記念旅行に、という方も。
もちろん初めての屋久島旅行で縄文杉、というご希望も承っておりますが、
あくまで縄文杉は1本の杉。
それを育てた森の神秘を知るには、エコツアーの最大の楽しみである「自然解説」が
たっぷり満喫できる白谷雲水峡、ヤクスギランドなど、日帰りの「森歩きのツアー」を
ぜひ体験してください!
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縄文杉ツアーは体力や装備など、事前確認項目が多いツアーですが、
満足度も高く、屋久島旅行をより特別なものにするプレミアムツアーです。
気になる方はお気軽にご相談ください。