口永良部島の噴火について 【2015年6月3日】
口永良部島の噴火につきましては、6月3日現在報道されておりますとおり、住民は全員避難し、噴火は警戒レベルを5に継続したままですが連続的噴火は一時停止しているようです。
5月29日噴火の当日はスタッフ樫村の撮影した画像(弊社Facebookページ参照)のように、降灰の帯は風向きに影響されており、屋久島の西側や山頂付近「一部」に降灰がありました。しかし翌日30日夕方から夜にかけては雨によって樹木に降った灰はほとんどが地面に落ちた状況です。
なお、縄文杉や白谷雲水峡などの観光で人気の森は噴火当日から現在まで降灰がありません。ヤクスギランドはわずかに降灰があったようですが、観光に支障はでておりません。29日から30日にかけて縄文杉近くの高塚小屋に滞在しておりましたが、縄文杉は何事もなかったかのように鎮座していました。
30日以降は通常どおりすべてのツアーは開催をしております。
降灰のあった「西部林道」も雨できれいに洗い流されて、6月2日はヤクシカの出産もはじまっていました。自然の力は目を見張るものがあります。
噴火活動は長期化すると報道されておりますが、避難者の方々は長年にわたって噴火に備えて自然と向き合った生活をされてきており、現在は各避難先で快適な生活をおくれるよう、準備をすすめられています。
【交通機関・宿泊施設について】
飛行機や船は通常通りの運行状況です。ただしタクシーについてはメディア利用が増えて予約がとりづらい状態です。レンタカー、宿泊施設なども通常通りの営業です。旅行者の方々に屋久島にきて楽しんでいただける状況です。
【義援金・寄付等について】
屋久島町への義援金、寄付の窓口が全国で開設されはじめています。鹿児島県や姉妹提携をしている市町村、赤十字社など各窓口がございます。皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
【エコツアーのお問い合わせ】
ツアーに関してのご相談は、弊社の電話窓口、メール窓口で対応いたしております。
一日も早く噴火が鎮まることをお祈り申し上げます。
(有)屋久島野外活動総合センター