梅雨時の屋久島【2014年6月24日】
シャクナゲ開花シーズンもピークを過ぎ、梅雨らしい天気の屋久島です。
梅雨時は祝日を含む連休がなく、5月や7月に比べると人が少ない月間です。
しかし!
標高の高い場所ではヤクシマシャクナゲをはじめとする高山植物の花が咲き、
やや低い場所では、自生するアジサイやサツキなど、春とは違った花々が咲きます。
島のいたるところではヤクシカやヤクシマザルの生まれて間もない仔たちの姿。
花には数々の昆虫が、蜜や花粉を求めてやってきます。
樹液にはクワガタムシの姿も見えはじめます。
川ではウナギやテナガエビ、アユ、ハゼの仲間も活発に動き出しています。
海では黒潮の水温や透明度も上がってきることでしょう。
ウミガメの産卵もピークを迎えるこの時期、
日中に永田いなか浜を訪れると母ウミガメの足跡が。
庭では熱帯フルーツのグアバの花が咲いています。
夏には芳醇な香りのフルーツが実ります。
アクティビティの後のおやつに。
コケむしたヤクスギランドの森では、
しっとりとしたコケたちが朝陽の木漏れ日を浴びて輝いています。
あふれ出るほどの「生命力」に満ちた、6月の屋久島。
素敵な季節です。