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ヤクシカおもしろ生態写真館

 このコーナーでは、ヤクシカの知られざる生態を、写真を通して紹介します。
目次


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ヤクシカの角


 ヤクシカは、ニホンジカの最も小型な亜種とされています。角も小ぶりで、ほとんど2叉3尖にしかなりません。
 上の写真は典型的なヤクシカの角の形です。
 図鑑などには、第1枝(一番下の枝角)が著しく短いと書かれているものもありますが、見ていただけば一目瞭然で決して第1枝が短いわけではありません。
 左の写真は、YNACに所蔵してあるニホンジカの角の写真です。
 大きさが大きく異なっていることがわかります。エゾシカ(知床産)は3倍くらい、ホンシュウジカ(紀伊半島産)でも倍くらい大きいことがわかります。
 ツシマジカは下端の角座から第1枝が枝分かれするまでの長さが長いと言われています。
 マゲシカを見ると、第1枝が極端に短いことがわかります。場合によっては全くないものまであります。第1枝が短いのは、ヤクシカではなくてお隣に棲むマゲシカのようです。
 もう一つのヤクシカの角の特徴に、2本の幅が狭く、平行して伸びているという点が上げられます。
 地元の猟師によると、大きく横へ角を張らないのは、森の中で生きるヤクシカは、走るときに木の枝に角がかからないように、幅狭になっていると言われています。ちょっと上を向いて走ると、角が頭の後ろに隠れてしまうそうです。
 小型なヤクシカは、1才くらいではほとんど角が伸びません。写真のように鬼っ子のような姿になります。
 でもこれだけ伸びていればまだ成長が良い方で、1才では角座が盛り上がる程度で、角らしきものがほとんど伸びない個体もあります。
 まれには写真のような変形角をもった個体もいます。

 成長過程の袋角は、ほとんど血の固まりのようだとか。ダニなどの寄生虫にとっては格好のターゲットとなっているようです。これはつらそうですね。