荒川ダムのミステリーサークル

2007/8/31


安房川の支流、荒川には水力発電用にダムがあります。
2007年8月27日13時18分頃、太忠岳山頂から何気なく荒川ダムを見ていると、ダムに丸い模様があることに気がつきました。


拡大してみると円の周囲には白波が立っているようにも見えます。
すごい勢いで広がったのでしょうか?
まわりの屋久杉の大きさからしても、相当大きな円のようです。
またよく見ると大きな円の上にももうひとつ小さな円が見えます。

およそ2分後には、形が崩れてぼやけてしまいました。

更に3分後には、対岸に新たなサークルが出現!
これも周囲に白波が立ち、勢い良く広がっていることが分かります。
中心部は濁っていることから、底の泥を巻き上げているようにも思えます。
荒川ダムには鯉やウグイが放流されたとも聞きますが、小さな魚にこのような巨大なサークルが作れるものでしょうか?
ひょっとすると荒川ダムの謎の巨大生物「ヤッシー」のおなら?!
荒川ダムのミステリーサークルについての情報をお持ちの方は、下記までご連絡下さい。

forest@ynac.com

続報:福井県仏原ダムで同様のリングが目撃されました。

水面に噴き出す謎の泡を間近で撮影をする調査会社の社員
 謎の泡の正体は―。大野市仏原(ほとけばら)の仏原ダム湖で水面に現れる巨大な泡の実態を調べるため、ダムを管理する北陸電力は1日、
現場付近の水質調査に乗り出した。泡に含まれる気体、湖底の堆積物など試料を採取。約3週間後には原因が明らかになるという。

 ダム湖に架かる琴洞橋(きんどうばし)の上流一帯で、早朝に多く発生している。水面に白い泡がぶくぶくと現れ、湖底の土砂を巻き上げながら徐々に拡大。直径20メートルもある同心円状の輪が、同時に3、4カ所で見られることもある。

 調査は目撃情報の多い午前6時半から、約2時間半にわたって行った。北陸電力が委託した環境調査会社の社員がボートで泡に接近。水中に漏斗を沈めて泡の気体を採取し、水深12〜15メートルの湖底の土砂、異なる深さの水をサンプリングした。水温や透明度も計った。

 調査員が身に付けていたガスモニターは、二酸化炭素、硫化水素を感知しなかった。湖面で特別なにおいもなかったという。土砂は茶色く変色した葉っぱ類が多かった。富山市の本社分析センターに持ち帰り、詳しく調べる。

 北陸電力によると、北陸3県で管理する24のダム湖で、同様の現象は過去に例がないという。

 謎の泡の目撃情報は、6月に入って湖沿いの国道158号を走るドライバーから相次ぎ、「ネッシーならぬ、仏原ダムのブッ(仏)シーではないか」などと
話題になっている。岸辺に安全柵などがないため、北陸電力は30日、「立ち入らないでください」という注意看板を設置した。
続々報:北陸電力が調査結果を発表
福井県大野市仏原の仏原ダム湖に現れる巨大な泡についてダムを管理する北陸電力は21日、同市役所で記者会見し、泡の気体や水質、堆積物などの分析結果を発表した。気体の主成分はメタンガスで、湖底の堆積物にたまったガスが、水圧の変動で一気に泡となって上昇するという発生のメカニズムを説明した。

7月1日に泡を採取し、富山市の環境調査会社で分析した。気体はメタンガスが49・4%、窒素36・2%、酸素10・6%。硫化水素、水素は検出されず、無色、無臭、無毒だった。

湖底の堆積物は全体の9割が木や葉類。水質は生物化学的酸素要求量(BOD)、水素イオン濃度(PH)など、全て河川環境基準値を満たしていた。水温は表層から低層まで18度前後だった。

これらの結果から、湖底に堆積した腐葉土を微生物が分解することでメタンガスが発生。枝や葉が重なった層の下に一時封じ込められ、水位が下がる早朝に湖面に噴き出してくると推定した。

現場の水深は通常約15メートルだが、ダム上下流の発電所の運転サイクルで早朝に約11メートルまで下がる。目撃情報は早朝に集中しており、水圧のバランスが崩れて発生しやすくなると説明した。

腐葉土の分解は水温が15度以上になると進むため、6月上旬から泡が出現したと推測。水温が下がる10月ごろまでは発生が続くと見ている。東日本で続いている地震との関係性はないとした。

巨大な泡はダム湖に掛かる琴洞橋(きんどうばし)の上流一帯で早朝に発生。「巨大生物ブッ(仏)シーの仕業では」などと話題になっていた。同社は湖岸に「立ち入らないでください」という注意を促す看板と鉄製の安全柵を設けた。